
支援事例:高齢世帯の庭木支援
■相談内容
「体調や年齢の影響で庭の手入れができず、気づけば草木が伸び放題に…。近所の方や行政からもご指摘を受けてしまい、どうにかしたいけれど、業者に頼む費用も大きくて困っている」
そんな切実なご相談が寄せられました。

■対応内容
まずは行政に状況を説明し、ご本人に代わって私たちが対応することを事前にお伝えしました。
その後、スタッフ3名で数日かけて庭木の伐採・整備を実施。近隣へのご迷惑がかからないよう配慮しながら、安心して暮らせる環境づくりをお手伝いしました。

支援事例:留学生支援事例
■相談内容
コロナ禍の影響で帰国できなくなった留学生たち。ビザの問題から何とか日本に残るために学校を転々とし、住まいや生活資金にも困窮する中、学校の先生より「なんとか支援できないか」とのご相談をいただきました。

■対応内容
まずは7名の学生と面談し、就労や住居の確保に向けて対応を検討。2名は当法人に就職・入居し、3名は知人企業へ就職、計5名が就労ビザを取得しました。引っ越しや生活用品の準備も支援し、現在も定期的に訪問を続けています。

支援事例:被災地への継続支援
■相談内容
山間部で繰り返し被災している地域にて、集中豪雨により20件以上の被害が発生。業者の手が届かない場所も多く、ボランティアの力が必要とのことで、地域から支援の相談が寄せられました。

■対応内容
状況を確認し、業者とボランティアの役割を整理。地域のボランティアセンター立ち上げと同時に支援を表明し、スタッフに参加を呼びかけ、約二か月間現地で復旧作業を継続。今後の再発や追加課題にも柔軟に対応し、引き続き復興支援を行っています。

支援事例:地域講演会講師依頼
■相談内容
子育てや福祉に関心のある地域住民の方々から、「現場の声を聞いて学べる機会がほしい」との声があり、講演会の開催についてご相談を受けました。

■対応内容
地域の皆さまに向けて、子どもに寄り添う支援のあり方をテーマに講演会を開催。講師は、長年保育現場に携わってきた当法人のスタッフが務め、実体験に基づく温かい語りに、参加者からも共感の声が多く寄せられました。今後も地域とのつながりを大切にしながら、学び合いの場を継続していきます。

支援事例:小学校災害訓練に協力
■相談内容
福岡市内の小学校で実施された災害想定の校庭キャンプに向けて、「寝袋が足りないご家庭がある」との相談を受け、備品提供と当日の支援についてご依頼がありました。

■対応内容
寝袋を持っていないご家庭のために、レンタル用の寝袋15個を用意し、当日も現地で準備や運営のお手伝いを行いました。実際に需要もあり、必要とされていることを実感。来年度以降も継続して協力していく予定です。今後も運営が安定して続けられるよう、可能な範囲で支援を続けていきたいと考えています。

支援事例:受刑者の生活再建支援
■相談内容
出所後、地域で生活を再出発したいが住居が見つからず、住所がないことで生活保護の申請や就労もできないとの相談がありました。さらに、銀行口座も持てない状態で、支援の選択肢が限られているとのことでした。

■対応内容
様々なネットワークを活用し、前家賃で貸してくれる大家さんを見つけ、本人と行政へ提案。生活保護についても、口座がなくても対応できるよう行政と調整を進めていました。しかし支援の途中でトラブルが発生し、残念ながら再び服役することに。結果として継続支援には至りませんでしたが、引き続き「再出発の土台づくり」に向けた連携を大切にしていきます。
